「自分には強みがない気がする」
「周りはすごいのに、私は普通」
そんなふうに感じたことはありませんか?
― それは「何もない」のではなく「見えにくい」だけ
じつは、強みとは、派手な才能ではなく、
あなたが少しずつ積み重ねてきた
感性・思考・行動のパターンなんです。
強みがわからなくなる理由
まず、強みが見えなくなる理由は、
- 当たり前にできてしまう
- 他人と比べてしまう
- 「すごい強み」を探そうとしている
であることが多いです。
むしろ、強みはたいてい、
努力して身につけた“苦労”ではなく、
自然にやっていることです。
たとえば、以下のようなことが
結果として、自分の強みであることが往々にしてあります。
- 自分では価値があると思えない
- 「誰でもできるでしょ」と感じてしまう
早速、実際にご自身の強みを
見つけていきましょう。
すぐに強みを見つけられる5つの質問
すぐに、強みを見つけたい方に
おすすめの方法があります。
それは、次の5つの問いかけをすることです。
- 何をしているとき、時間を忘れるか
- 人からよく褒められることは何か
- 苦労せずに成果が出ることは何か
- 他の人が苦手でも、自分は自然にできることは何か
- もし仕事にしなくても、続けてしまうことは何か
これらの問いでわかることは、
①は、没頭できることは、強みの源
②は、自分では気づけない価値
③は、再現性のある強み
④は、市場価値につながること
⑤は、“好き”と“強み”が重なる場所
です。
より深く、強みを見つけたい方向けに
次の章から、より具体的な方法を
ご紹介しています。
強みは「行動・思考・感性」の3層で見つかる
強みを見つけるときは、
「感性・思考・行動」の3視点から
掘り下げていくと、整理しやすいです。

ちなみに、掘り下げていく
おすすめの順番は、
①行動→②思考→③感性です。
理由は、最もわかりやすいのが行動だからです。
そして、自身の考えのパターンを認識することで、
本質的な感覚値をつかみやすくなります。
強みの具体的な見つけ方
では、具体的に、
どんなことをすればいいのでしょうか。
①行動→②思考→③感性の順で
解説していきます。
① 行動の強み(Doing)の見つけ方
はじめに、行動から掘り下げていきます。
行動とは、自然とやってしまうことです。
たとえば、
- 気になったことをすぐに行動へ移したくなる
- 仕組み化したくなる
- 人の意図を理解したくなる
- 細部まで丁寧に仕上げたくなる
です。
では、実際に、行動を見つけてみましょう。
問い
- 最近1〜2年で、何度もやっている行動は?
- 「気づいたら自分がやっていた」役割は?
- 周囲からよく頼まれること・期待されることは?
- 周囲から「いつも〇〇してくれるよね」と言われる行動は?
- 苦ではないのに成果が出やすいことは?
- 過去に何度も選んできたことは?
👉ポイント
- 「頑張った」ではなく「実際にやった」
- 良い・悪いの判断はしない
理由はいりません。
ただ、事実だけを書いてみてください。
他にも、行動の強みを見つける
とてもシンプルな方法があります。
最近「ありがとう」と言われたことを3つ書くです。
そこには、あなたの強みの“入口”があります。
それは、すでに、あなた自身が実行できていて、
他の人の役にも立っていることになります。
② 思考の強み(Thinking)の見つけ方
行動を見つけられたら、
次に、思考をみていきます。
これは、無意識に選び続けてきた行動の
裏にある判断基準を掘り出すことです。
たとえば、
- 本質を抽出する
- 全体像を描く
- 具体化して構造化する
- 先を予想する
といったもの。
行動した事実から、
思考のクセを見つけます。
書き出した行動を眺めて、
似ている要素に線を引きます。
そして、次の問いかけをしてみてください。
問い
- どんな場面で起きている行動か?
- 誰のために動いていることが多いか?
- 何を守ろうとしている行動か?
👉ポイント
- ここでは、「全部に共通している“狙い”は何か?」を探します。
さらに、共通点をもとに、
自分が使っていそうな判断ルールを文章にします。
問い
- この行動を取るとき、何を優先している?
- 何が起きると「よくない」と感じて先に動く?
- 自分はどんな状態をつくろうとしている?
書き方の型
- 私は〇〇を優先すると判断している
- 私は△△な状態をつくろうとして行動している
- 私は□□が起きる前に手を打つ傾向がある
👉ポイント
- これが「思考(判断軸)」となります。
③ 感性の強み(Feeling)の見つけ方
最後は、あなたの世界観そのものです。
たとえば、
- 気づくと時間を忘れている
- 整理していると落ち着く
- 全体像が見えた瞬間にホッとする
- 公平でないと落ち着かない
- 曖昧なままだと不安になる
です。
問い
- つい口にしてしまう持論・信念は?
- 仕事や人間関係で大事にしている考えは?
- 他人に「それは違う」と感じるときの前提は?
たとえば、
- 「ちゃんと説明すべきだ」
- 「効率が悪いのはよくない」
- 「相手の立場を考えるべき」
です。
さらに、掘り下げていきます。
問い
- この考えが通ると、何が守られる?
- 逆に、この考えが無視されると何が嫌?
- どんな状態になるのが一番しんどい?
👉ポイント
- 正しさではなく、「失いたくないもの」に注目します。
そしたら、思考の奥にある感性を書き出します。
書き方の型
- 私は〇〇が保たれていると安心する
- 私は△△が尊重されると心が落ち着く
- 私は□□が脅かされると強い不安を感じる
👉ポイント
- ここで出てくるのが、判断の原点となる感性です。
特に、③の「感性」は、
女性のキャリアにおいて
大きな差別化ポイントになります。
強みを整理する
さて、ここまで具体的な方法を用いて
強みを見つめてきました。
簡単に、まとめると、
以下のプロセスを行いました。
- 繰り返している行動を書く
- 行動の共通点から判断基準を言語化する
- 判断の原点を見つめる
最後に、実際に、掘り下げた内容を
下記のフレームワークに整理してみましょう。
強みを簡略化するフレームワーク
【私の強み】
① 行動(Doing)の強み :
② 思考(Thinking)の強み:
③ 感性(Feeling)の強み :
【強みの一文】
私は、________________________。
(例:私は「複雑な情報を簡潔にまとめ、説得力のある形に仕上げる」ことが得意です。)
キャリアに活かす3STEP
さらなる発展として、
行動・思考・感性の視点で整理した強みを
実際のキャリアに紐づけていきます。
STEP1:強みを“役割”に翻訳する
まず、強みを
「どんな役割で価値を出せそうか」 に
翻訳していきます。
たとえば、
- 「整理が得意」 → 情報編集・構造化・ナレッジ整備
- 「本質を掴む」 → 要件定義・企画・戦略
- 「丁寧に仕上げる」 → UI改善・品質管理・レビュー
強み × 役割 が明確になると、
キャリアの方向性が少しずつ見えてきます。
STEP2:強みを“行動”に落とす
そして、役割が見えたら、
次は、具体的な行動レベル に落とし込みます。
たとえば、
- 「整理・構造化」を提案できる
- プロジェクト開始時に「全体像」を作れる
- クライアント目線でのソリューションを考えられる
このように、行動まで想定して落とすことで、
強みは“使える資産”に変わります。
STEP3:強みを“選択基準”にする
最後は、強みを キャリア選択の基準 にしていきます。
● 仕事選びの基準にする
- 自分の強みが活かせる環境か
- 強みを評価してくれる文化か
- 強みを伸ばせる役割があるか
● 人間関係・働き方の基準にする
- 調和を大切にするチームか
- 静かに集中できる環境か
- 自分らしさを尊重できる働き方か
最後に
改めて、強みは、派手な才能ではなく、
あなたがこれまで丁寧に積み重ねてきた
行動・思考・感性の結晶です。
そして、それを”形”にした瞬間、
キャリアも人生も、
あなたらしい美しさで整い始めます。

