日系企業と外資ITの違いをわかりやすく解説

「日系企業と外資ITって、何が違うの?」
と一度は思ったことがありませんか。

ここでは、私自身が
日系企業と外資ITで働いてきた経験をもとに、
両者の違いを解説していきます。

各30項目で比較していきます。

  • 6つの軸 x 5つの観点 = 30項目
  • 30項目 x 2つの世界 = 60の価値観

主となる軸は、以下の6つです。

  1. 文化
  2. 働き方
  3. 福利厚生
  4. キャリア形成
  5. 評価制度
  6. 給与の考え方

どちらが良い・悪いではなく、
自分の価値観やキャリアの方向性に
“合うかどうか” が大切だと考えています。

そして、最後には、自分がどちらに合うのか
判断ポイントを設けています。

目次

日系企業と外資ITの違い

それでは、さっそく
日系企業と外資ITの違いをみていきましょう。

6つの軸 x 5つの観点 x 2つの世界 = 60の価値観

各軸ごとに、10の価値観を理解できます。

  1. 文化
  2. 働き方
  3. 福利厚生
  4. キャリア形成
  5. 評価制度
  6. 給与の考え方

文化の違い

まず、「文化」の違いをみていきます。
理由としては、
働く上で重要な前提となるからです。

観点外資IT日系企業
経歴多種多様似たような人が多い
コミュニケーションWin-Winの合意形成が前提調和重視・習慣を大切にする
業務内容JD(職務記述書)が基準能力を見ながら柔軟に配分
意思決定速い・合理的合意形成に時間がかかる
価値観個人の自律性を尊重チームワーク・協調性を重視

このように、それぞれ特徴があります。

私の印象としては、
外資ITの人は成果や課題解決に向けて
実直な人が多いと感じます。

転職前は、テキパキと仕事をこなす、
近寄りがたいイメージがあったのですが
実際には気さくで優しい人も多いです。

日系企業は、
調和や関係性を大切にしている印象を
感じます。

そのため、
丁寧なコミュニケーションが
好まれる傾向があります。

とはいえ、
一口に日系企業・外資ITといっても、
企業ごとに文化や雰囲気は異なります。

ここでは、
一般的な傾向としての違いをまとめています。

働き方の自由度

次に、
働き方の自由度にも大きな差があります。

観点外資IT日系企業
働く場所ハイブリッドが一般的対面文化が残りやすい
働く時間柔軟・融通が利くルーティン化しやすい
裁量個人の裁量も大きい役職や年次で変わる
会議内容に応じて変化
(30分、60分が主)
60分が標準
働き方の前提個人の融通が利きやすいプロセス共有・一体感を重視

外資ITでは
とくに、個人の裁量が大きいため、
働く場所や時間に柔軟性があります。

なので、
ワーケーションをしながら働く人も多いです。

一方で、
企業や職種によっては週に1回出社などを
決めている場合もあります。

反対に、日系企業は、
プロセスの共有や一体感を重視するため、
対面での業務が残りやすいと思います。

福利厚生

さらに、福利厚生の観点では、
目的そのものが異なっています。

観点外資IT日系企業
福利厚生の目的自由な働き方を支える生活の安定を支援
住宅手当少ない or なし手厚い企業が多い
退職金401Kが主流支給される企業が多い
休暇制度種類が豊富で取りやすい取りにくい場合がある
健康サポートジム費用や人間ドック費用の補助健康診断・人間ドックあり
  • 外資系企業=自由な働き方を支える
  • 日系企業=生活の安定を支える

外資系企業は、
長期雇用を前提にしています。

そのため、報酬は高いですが
生活支援型の福利厚生は少なめです。

個人的に、驚いたことは
休暇の種類が豊富なことです。

特に、年末年始はクリスマス前から
ホリデーシーズンとなる場合が多いです。

一方で、
日系企業は終身雇用を前提とした仕組みで、
生活の支援が手厚い場合が多いです。

キャリアの進め方

続いて、
キャリアの進め方にも明確な差があります。

観点外資IT日系企業
キャリア形成自己主導組織主導
スキル専門性を高めやすい幅広い業務を経験
転職のしやすさ非常にしやすい会社による
昇進実力次第年次・社内調整が影響
キャリアの軸市場価値社内価値

外資系は、
「スキルで市場価値がつく」世界。

日系企業は、
「社内での経験が価値になる」世界。

自分のキャリアを自分らしく、
マイペースに進めたい人には
外資は向いています。

コツコツと実績を積み上げ
会社が求める人材に近づいていくことを
得意とする人は日系が向いていると思います。

どちらが合うかは、
あなたがどんなキャリアを歩みたいかで
変わります。

評価制度

加えて、
評価制度と年収の考え方にも違いがあります。

観点外資IT日系企業
評価内容年初に設定した目標が基準年初に設定した目標が基準
評価基準目標に対する成果が中心プロセスや姿勢も評価対象
昇進スピード実力次第で早い年次や社内調整が影響
評価の頻度四半期・半年ごと年1〜2回
評価の特徴成果がすぐ反映されやすい長期的な積み上げが重視

外資は
「何を達成したか」=評価の中心。
もちろん、成果だけでなく姿勢も重要だと感じます。

日系企業は
「どのように取り組んだか」も評価される文化があります。

どちらも年初の1~2か月で、
目標が
上から降りてくる構造は同じです。

外資では、
年度中に目標が変わることもあります。

たとえば、部署異動する、期初想定が期中の実績とギャップがあった、などです。

給与の考え方

最後に、給与の考え方も大きく異なります。

観点外資IT日系企業
給与体系年初に設定した目標が基準年初に設定した目標が基準
年収レンジ変動しやすい安定し上昇幅は小さめ
ボーナス成果に応じて変動・Referral組織の業績が影響しやすい
報酬の決まり方市場価値 × 成果年次 × 評価
長期報酬RSU(株式報酬)退職金・手当が中心

外資系企業は、
市場価値 × 成果 で報酬が決まりやすい世界です。

外資ITの年収は、OTEとRSUで決まります。
また、人材を紹介する毎に
Referralも入ります。

ただし、
職種や実績により年収レンジが異なるので
事前に調べておくことが重要です。

また、
Referralも時期や職種によって変動します。

急募しているポジションは、
通常時の2倍になる、など。

日系企業は、
安定性と長期雇用を前提にした給与体系が
多いです。

年収レンジはグレード毎に
明示されていることが多く、
透明性があります。

しかし、所属している部署ごとに
ボーナスが変動するケースも多いです。

そのため、自身の評価が高い年でも
ボーナスに反映しきらない場合があります。

どちらが自分に合う?価値観で判断するポイント

60の価値観をみてきました。

  • 6つの軸 x 5つの観点 = 30項目
  • 30項目 x 2つの世界 = 60の価値観

まとめると、外資ITと日系企業のどちらが合うかは、
スキルよりも“価値観”で決まるかと思います。

それでは、
判断の基準になる3つの視点を整理していきます。

安定を重視するか

安定を重視するなら、
日系企業のほうが向いている場合が多いです。

なぜなら、長期雇用を前提とした文化が根強く、
福利厚生などの生活基盤を支える仕組みが
整っています。

  • 長く働きたい
  • 会社の支えを受けながらキャリアを積みたい
  • 生活の安定を優先したい

そのため、こうした価値観を持つ人にとって、
日系企業は安心感のある環境です。

自由や裁量を重視するか

働き方の自由度や裁量を求めるなら、
外資ITが向いています。

理由は、「働き方は個人に任せる」という文化が強く、
働く時間や場所の自由度が高いからです。

  • 自分のペースで働きたい
  • 働く場所や時間を柔軟に選びたい
  • 自律的に仕事を進めたい

こうした価値観を持つ人にとって、
外資ITはストレスが少なく、
さらに、自身のパフォーマンスを
発揮しやすい環境になると思います。

専門性を磨きたいか

とくに、外資ITは、
専門性を磨きたい人にとっては最適な環境です。

役割が明確で、成果が評価に直結するため、
「自分の強みを伸ばす」ことが
キャリアの中心になります。

一方で、
日系企業はジェネラリスト型のキャリアが多い印象です。

そのため、幅広い業務を経験しながら
総合力を高めていくスタイルです。

  • 専門性を深めたい → 外資IT
  • 幅広い経験を積みたい → 日系企業

という選び方がおすすめです。

まとめ|自分の価値観に合う働き方を選ぶ

外資ITと日系企業の
どちらが良い・悪いではなく、
自分の価値観に合うかどうかが最も大切です。

最後に、判断の参考となる特徴を整理します。

外資ITが向いている人の特徴

  • 自由度の高い働き方を求めている
  • 成果で評価されたい
  • 専門性を磨きたい
  • 自分のペースで仕事を進めたい
  • 自分の可能性を試したい
  • 年収アップを短期間で実現したい

つまり、外資ITは「自走できる人」にとって、
非常に成長しやすい環境です。

日系企業が向いている人の特徴

  • 安定した環境で働きたい
  • 長期的にキャリアを積みたい
  • 幅広い業務を経験したい
  • 長く深い人間関係を大切にしたい
  • 福利厚生や生活基盤を重視したい

対して、日系企業は
「安心して長く働きたい人」にとって、
心地よい環境になりやすいです。

人生はあなただけのもの。

あなたらしさを大切にしながら、
心から納得できる暮らしを
一緒に模索していきましょう。

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