転職を迷うきっかけは、人それぞれです。
そんなときこそ、
自分の内側を見つめる
絶好のタイミングでもあります。
ここでは、転職すべきかどうか、
その答えへ導く方法を、5つのSTEPでご紹介します。
結論
転職すべきかどうかの答えは、
じつは、すでにあなた自身の中にあります。
だからこそ、5つのSTEPを踏むことで、
進むべき方向が、自然と浮かび上がってきます。
いまの環境が、
・VISION(未来)
・SKILL(過去から現在)
・価値観(いま、この瞬間)
の重なりを満たしているなら、転職を急ぐ必要はありません。
一方で、もし、どこかに違和感があるのなら、
「次のステージへ進む準備が整ってきた」
というサインです。
この5つのSTEPは、その答えを言語化するための道しるべです。
STEP1 いまの自分に問いかける
まず、この2つを自分に問いかけてみてください。
- あなたは、なぜここで働くのか?
- あなたは、満たされているか?
たった、2つだけの問いですが、
転職を迷うときほど、この問いが効いてきます。
すぐに答えがでなくても大丈夫です。
しかも、なんでもいいんです。
むしろ、迷うということは、
あなたが真剣に働いてきた証拠です。
100人いれば、100通り。
いえ、それ以上の答えがあります。
そして、この問いに対する答えが、
この先のSTEPで重要な目印となります。
もし、そこで働くのか理由に納得がいき、
気持ち的にも満たされているのであれば
転職を急ぐ必要はありません。
STEP2 優先順位をつける
続いて、
VISION・SKILL・価値観の3要素で、
優先順位を決めていきます。
- VISION:やりたいこと(未来)
- SKILL:できること(過去から現在)
- 価値観:大切にしていること(いま、この瞬間)
キャリア設計の基本では、
価値観・SKILL・市場性の3つをご紹介していますが
ここでは、少し視点を変えます。

転職を迷うときは、
外的環境よりも内面へ、
より意識を向けることが、おすすめです。
理由は、そのほうが
自分らしさに気づきやすくなるからです。
では、優先順位をつけていきます。

まず、
3つの円がすべて重なる箇所は、
最も優先順位が高い領域です。
しかし、ここで、重要になるのは、
2つの円が重なっている箇所の
優先順位づけです。

A:やりたいことで、できるが、自分にとって大切ではないこと
B:できることであり、大切にもしているが、前向きにやりたいとは思わないこと
C:やりたいことで、自分にとって大切でもあるが、今はできないこと
働くうえでの、
A/B/Cの優先順位をつけていきます。
ちなみに、わたしの場合は、
基本はC→A→Bです。
ですが、状況によっては、
C→B→Aになることもあります。
たとえば、A/B/Cの中で
狙いを2つに絞る、なども
いい戦略だと思います。
ほかにも、
優先順位をあえてつけない、
ということもOKです。
大切なことは、
自分にとっての条件を
見極めることです。
STEP3 ビジョンを描く
ここから、さらに、深堀りをしていきます。
おすすめの順番は、
①VISION→②SKILL→③価値観です。
理由は、
未来(VISION)
→過去から現在(SKILL)
→いま、この瞬間(価値観)
の時間軸で、振り返ることで
奥行きのついたキャリア像を
描きやすいからです。

それでは、VISIONを掘り下げます。
まずは、やりたいことを箇条書きにします。
ここでは、現状のスキルに関係なく
将来的にやりたいことを列挙していきます。
転職を迷うときほど、
スキルの制限を外して書くことが大切です。
たとえば、
・英語をつかった仕事がしたい
・コミュニケーション能力を活かしたい
・AIの専門スキルを活かしたい
・海外を旅しながら仕事がしたい など
次に、その左へ、市場性◎〇△をつけていきます。
◎ とても成長性・発展性がある
〇 安定した成長が見込める
△ めざましい成長はないかもしれない
VISIONx市場性を客観的にみつめることで、
将来性を広げながらも、
地に足がついた設計をしやすいです。
たとえば、以下のイメージです。
〇 ・英語をつかった仕事がしたい
〇 ・コミュニケーション能力を活かしたい
◎ ・AIの専門スキルを活かしたい
◎ ・海外を旅しながら仕事がしたい
◎が多いほど、
「今すぐ転職すべきかどうか」よりも、
中長期でどんな環境に身を置きたいかを
考えるヒントになります。
気になる◎について、自身の将来に向け
日頃から、少しずつスキルを磨いていきましょう。
STEP4 スキルを分析する
続いて、ジョハリの窓でスキルを整理します。
- 解放の窓:自他ともに認識している強み
- 盲点の窓:他者からのフィードバックで気づく強み
- 秘密の窓:自分だけが知っている強み
- 未知の窓:まだ見ぬ可能性
他者からフィードバックをもらいにくい場合に
おすすめの自己分析ツールがあります。

転職を迷うときは、
「解放の窓が広がる環境かどうか」が
判断材料になります。
解放の窓が多いと、
自身の能力を活かせているなと、
満足度が高い傾向があります。
秘密の窓が多いと、評価が
公平でないと感じているかもしれません。
この表を埋めてみて、
今の環境で、解放の窓を増やしていきたいか。
それとも、別の環境で自分のスキルを
試してみたいのか。
自分自身に問いあわせてみましょう。

まとめると、
・今の会社で「秘密の窓」を解放できそうか
・評価されていないだけで、活かせる余地はないか
もし、環境を変えたほうが
解放の窓が広がりそうと感じたなら、
それは、転職を検討する十分な理由になります。
一方で、
「まだ今の場所で試せることがある」
と思えるなら、転職を急ぐ必要はありません。
ぜひ、このフレームワークを使い、
転職する・しないの判断材料として
自身のSKILLを棚卸ししてみてください
STEP5 大切にしたいことと向き合う
そして、さいごに、
自身が大切にしたいものを整理します。
まず、価値観を列挙します。

たとえば、
- さまざまな人と協業できる
- 働く時間の融通がききやすい
- リモートワークができる
- 経済的に安定できる など
そして、その横に、以下の◎〇△をつけます。
◎ これがあると、自然と笑顔になる
〇 あったらいいな
△ なくても、なんとかなるな
上の例に印をつけると、以下のようになります。
◎ ・さまざまな人と協業できる
〇 ・働く時間の融通がききやすい
△ ・リモートワークで仕事ができる
〇 ・経済的に安定できる
転職を迷うときほど、
価値観の◎が満たされているかが重要です。
ここが満たされていないと、
どれだけ条件が良くても満足度は上がりません。
つまり、◎が、今の働き方で満たされているか。
それを確認することが、
転職を考えるうえでの、最後の鍵になります。
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まとめ
転職すべきかどうか、
誰にでも当てはまる正解はありません。
ですが、5つのSTEPで、
VISION・SKILL・価値観を整理すると、
「今は動くときか、立ち止まるときか」
自分なりの答えが見えてきます。
迷うということは、
これまで真剣に働いてきた証拠。
20代であっても、30代であっても、
キャリアは何度でも、見直していいものです。
転職は、
今の自分を否定する行為ではなく、
これからの自分を大切にする選択。
転職を迷うときこそ、
あなたの未来を見つめ直すチャンスです。
あなたが納得できる働き方を、
あなたのペースで選んでいきましょう。

